エカーンシュのノートわざと開けっぱなし

記事 No. 05 · 2026年7月10日

家までの長い道のり

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はじめ、君は水素だ。ありうるかぎりいちばん単純なもの。陽子ひとつ、小さな電荷ひとつ。まだ何も作っていない宇宙を漂っている。何も起きていない。これから、すべてが起きる。

新しい物質は作られていない。この文の炭素も、君の手のカルシウムも、ぜんぶ中古の星の光だ。借りものとして、どこか別の場所へ向かう途中の。

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